General incorporated association Hirabayashikai
2023年9月10日
春の褒章で栄えある黄綬褒章を受章した寺崎英信氏(81)[東洋商工会長]の受章記念祝賀会が六氏[津田潮大阪府木連会長(代表)・小林健次郎平林会理事長・湯川昌子平林会木協理事長・纓坂修平総合木協理事長・谷生嘉宏東成区今里連合町会長・野路寿美子日本民謡大阪梅若会会長]の発起により9月10日(日)午前11時より馬場町のKKRホテル大阪3階「銀河」に120名超の関係者が集まって和やかに催された。
谷生嘉宏氏の開会宣言に続いて発起人を代表して津田大阪府木連会長が東洋商工の歴史(1940年三重県赤目で寺崎氏の父上が創業)と広葉樹を求めて世界中を巡り、タモ・ナラ・メープル・チーク等を扱いながらKDの技術向上に苦心しつつ同社の経営を盤石なものにした同氏の数々の功績を賛美した。更に、住之江平林の総合木材協組の副理事長の要職にあって纓坂理事長の懐刀として組合の窮状を救った同氏の獅子奮迅の働きも重ねて称賛し「これからも業界のためにご尽力ください」と願い、挨拶を結んだ。
来賓二氏[東徹参議院議員・梅若梅朝日本民謡梅若会家元]の祝辞のあと花束贈呈に移り、寺崎英信氏がマイクに向かい次のように謝辞を述べた。
関西大学を卒業して2年ほどサラリーマンを経験し23歳で家業の東洋商工に入った。36歳で他界した父のあとを継ぎ、70歳まで34年間社長を務めた。これ偏にご先祖、社員、得意先のお陰です。息子に譲って12年、その間もずーっと黒字で頑張ってくれています。民謡と尺八に親しんだ幸せで楽しい人生です。皆様のお陰で皇居春秋の間で天皇陛下に拝謁できました。本当にありがとうございました。
第2部の祝宴は梅若会社中の唄と遠路隠岐の島から駆け付けた是津幸子さん(隠岐民謡保存会茶山会会長)の舞いで幕が上がり、小林平林会理事長の乾杯で宴に入った。宴半ばからステージでは三味線と尺八・鼓の演奏による大民謡大会が始まり演歌歌手やモノマネ芸人(三木ひろし)らが場内を盛り上げ、纓坂総合木協理事長が「寺崎さんは僕たちの組合の中興の祖です。彼がいなかったら組合は消えていました。本当にありがとうございます」と謝意を表し、一本締めで宴を閉じた。