ワクチン職域接種2回目　

　大阪府木材連合会（会長・津田潮氏）と平林会（理事長・小林健次郎氏）の「ワクチン職域接種」２回目が10月6日（水）～10日（日）までの5日間、平林駅前の大阪木材会館で行われた。9月の1回目で経験を積んだ関係者スタッフらは前日の5日にリハーサルを完了、当日に備えた。1回目は1200人が登録、1187人が接種を済ませている。
6日の朝礼の冒頭、津田会長が謝意とともに「関係各位、特に南港病院の協力が大きい。医師の協力がなければ出来ていなかった。この木材会館はまさにワクチン接種のために建てたと言っても過言ではない」と笑いながら「大阪の木材業界がコロナで悩む1200人の命を救ったと思う。社会貢献、地域貢献です。5日間の長丁場だが感染対策を万全にしながら乗り切って欲しい」と挨拶、接種がスタートした。
連日、スタート前と終了後には、越井潤府木連副会長（越井木材工業社長）が中心となってミーティングが行われ、各部署（受付・予診係・緊急対応係等々）からその日の出来事と対応策が話し合われた。５日間の接種者は1170人（前回237人⇒今回233人、240人⇒232人、239人⇒234人236人⇒237人、235人⇒234人）で17人のキャンセルが出たものの、その理由のほとんどが不可抗力（病気等）だった。1200人を対象にしたのだから1.5％程度は誤差みたいなもの。
土日を含む延べ１０日間のワクチン接種、スタッフ関係者の疲労度ははかり知れないが全員が「社会貢献できた」という晴れやかな表情だった。津田会長は「来年には３回目の摂取が叫ばれている。要請があれば府木連・平林会連合で応じたい」といつもの津田ラッパを鳴らした。
ワクチン接種で延べ2400人の接種者が木造の新会館を訪れたことになる。経過観察時にはきょろきょろと室内を眺める人や大黒柱への質問も多々あった。高橋裕子担当医（京都大学教授）は「素晴らしい環境です。医療関係の建物にも是非浸透させてください」と話していたのが印象的だった。