General incorporated association Hirabayashikai
2021年4月29日
令和3年春の叙勲で当会元副会長の横尾泰治氏(82)〔〒663-8172西宮市甲子園2番町5-4〕が旭日双光章を受章した。
【横尾泰治氏】大阪府木連元理事・元監事、平林会元副会長、平林会木協元副理事長、㈱大阪木材会館元代表取締役、富洋木材㈱社長、フヨウプレカット㈱会長。
横尾氏は長年にわたり、木材・プレカット業に従事し、外材の輸入からプレカットまで幅広い木材製品の供給に多大な功績を上げた。
また、地元の平林会等の要職にあって平林再開発事業を積極的に推進し、さらに大阪府木連の幹部として国産材の活用等の各種施策に積極的に取り組み、木材業の発展に大きく寄与した。㈱大阪木材会館の解散時の同氏の活躍は今も記憶に新しい。
「小学校3年生の時の皆勤賞以来の表彰です」と満面の笑みを浮かべながら横尾氏は「身に余る章を頂き、感謝感激しております。木材業界に身を入れ60年余、この間、業界の皆様には大変お世話になり、またご指導いただくばかりで、このような章を頂くのは誠に申し訳ない気持ちです。人間は後悔するために生まれてきたのか?と主人公に嘆かせた小説家がいましたが、私の人生も後悔の連続です。幾ばくも無い余生、これからも職業を通じて社会貢献、社会的弱者に寄り添う人生を心掛け、皆様の御恩に報いたいと存じております。引き続きご指導ご鞭撻よろしくお願い申し上げます」とコメントした。
4月29日発令の令和3年春の褒章で当会理事の越井潤氏(55)〔〒545-0035大阪市阿倍野区北畠3-18-20-403〕が黄綬褒章を受章した。
【越井潤氏】大阪府木連副会長、平林会理事、大青協元会長、日本木青連元会長、日本木材防腐工業組合副会長、日本木材保存協会副会長、越井木材工業㈱社長、㈱コシイプレザービング会長。
越井氏は長年にわたり木材保存をはじめ木材製造に関する様々な事業に従事し、国産材をはじめとする多品種の木材製品の供給に多大な功績を上げた。また、木材防腐関係の団体や地元平林会、大阪府木連等の業界団体の要職はもとより、地元の大青協会長を皮切りに青年会の全国組織である日本木青連の会長職を務めあげ、木材普及の伝道師となって大活躍した。
受章に際して同氏は「平成28年の熊本地震の時、多くの仲間たちと一緒にウッドトランスフォームを被災地に運び、被災者の方々に使っていただきました。その時お会いした神戸からのボランティアの方が『阪神大震災の時に熊本の人に助けて頂いた、その恩返しです』と話されていたのが今も強く印象に残っています。他人を助け、助けられ、その行動のつながりがいざという時の『絆』になるのだと思います。今回の受章は東北産材復興市や木材利用推進の諸活動を評価して頂いたと思いますが、もちろん私一人でなしえたことは一つもなく、多くの仲間や先輩の助言・ご支援、弊社社員の理解と協力の賜物です。今一度スタート地点に戻って頑張ります。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。