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大阪市住之江区平林南1-1-8 大阪木材会館2F

2020年7月15日

ヒノキの机とイス 泉南郡岬町に寄贈

総合木材協同組合

 

大阪平林の総合木材協同組合(理事長・纓坂修平氏)が泉南郡岬町(淡輪の山)に所有する山林整備の過程で伐採された桧の丸太から制作した机と椅子が岬町に寄贈されることになり、7月15日(水)午前、岬町役場で贈呈式が挙行された。出席したのは岬町から田代堯町長・新保太基課長・吉田一誠理事、総合木協からは纓坂理事長と3副理事長(寺崎英信・佐々木惇次・三木裕)、大阪府泉州農と緑の総合事務所の森井喜博所長・津本裕二課長・鉄羅彩子技師、そして贈呈式の肝煎役大阪府木連の三宅専務と平林会島崎が同行した。
冒頭、田代町長が「大阪の最南端の岬町はかつては関西電力などの企業が進出して人口は2万3000人だったが今は1万5000人に減少、過疎化が進んでいる。本日の贈呈式を機にできるだけ林業行政にも力を入れたい」と挨拶。続いて纓坂理事長が「荒廃する日本の山。山林の整備は木材を扱う協同組合の社会的使命だと思っている。岬町に所有する山林の活用、先ずは道づくりから取り組んだ。30年間の長期計画です。今回その道づくりの時に伐採された桧を使った机と椅子を自分たちの手作業で制作しました。『岬町産総木桧』と銘打っています。道づくりは本当に大変です。今後の活動についてもご理解ご協力をお願いします」と述べ、贈呈式に移った。寄贈された机と椅子は岬町唯一の観光案内所である深日港観光案内所にされる。
終了後は「林業に関する意見交換会」が実施された。小さな岬町でも林業に関する課題は同じ。後継者不足と材貨の低迷が一層深刻な影を落としている。纓坂理事長の「道づくりがいかに大変か、一度見に来てください」、寺崎副理事長の「このままでは山が可哀そうだ」の言葉が印象的だった。田代町長は「山の荒廃が進み河川の決壊が心配だ。本日を起爆剤として林業政策をもっとしっかり進めたい」とコメントした。

平林会

寄贈した机とイス

平林会

表彰式後の記念撮影