平林祭り　中止の方向で理事会に具申

（一社）平林会（理事長・村上高兒氏）のビッグイベントは何といっても「平林祭り」。毎回、3000人以上が集まる木の祭典だ。今年は第16回を迎え、10月18日（日）に予定している。祭りの会場となる「平林ウッディパーク」の使用が地主の大阪市との契約が1年間延長されたことを受け、開催が可能となったのは既報の通り。 ところが春先からのコロナショックは春夏の高校野球や東京五輪を筆頭に各地・各方面のイベント・祭り等を中止に追い込み「秋口には大丈夫だろう」という根拠の薄い希望的観測までも吹っ飛ばしている。 島津浩之平林祭り実行委員長の召集で6月24日夕刻、大阪木材会館に平林祭り正副実行委員長が集まり「やるかやらないか」の議論を交わした。出席したのは島津委員長と副委員長4氏［湯川・村上・前重・井波］。 文句がでないような安全対策が思いつかない、もしもの時の責任がとれない、人を集めるイベントなのに密を避けなければならない、人数制限は祭りの趣旨に反する、メインの木工工作コンテストは密の塊、自粛警察の目が怖い、どこも年内中止、飲食ブースも設置できない、もしやってもわが社は出展しない、第二波が来る・・・各員からは気持ちとは裏腹な否定的な意見が相次いだ。 「やりたいのは山々なれど祭りの中止を平林会の7月理事会に上程する」と島津委員長は結論付けた。