大阪住之江区の一般社団法人平林会(理事長・村上高兒氏、社員総数184名)の総会が6月9日(火)午後5時から平林南の大阪港木材倉庫2階会議室に126名(本人20名・委任状106名)が出席して開かれ、上程4議案を審議承認して議了。
大阪港木材倉庫2階会議室
「三密」を排して委任状主体で開かれた総会の冒頭、村上理事長が「
コロナで大変な事態が続いているがここ平林では一人の感染者も出ていない。収束を見据えて前向きに運営し地域と木材産業に貢献する健全な団体に皆さんと一緒に育て上げたい」と挨拶、議長席についた。
事業報告・計画案は島津浩之専務が、決算・予算案は事務局が説明し承認された。
平林会が直面する最大の問題は「平林ウッディパーク」の行く末。この3月で大阪市とのプロポーザル方式による3年間の賃貸契約は期限を迎え、4月以降は1年間の「つなぎ契約」を結んで年末の一般競争入札を待っている状態だ。当会は地域の迷惑駐車対策の一環として200台前後のダンプ・トラック等の駐車場を経営し、その収益をもって「平林祭り」や地域に開放した種々のイベントを開催するなど地域と業界に貢献してきた。年末の入札次第で平林会の運営は大きく左右されることになる。
平林会の最大の使命は木材産業を中心に据えた平林の再開発。昨年末に大阪木材会館が平林駅前に完成、大阪府木連が本拠を置いた。傘下の平林会も地域の先輩として大阪木材業界の司令塔である大阪府木連をサポートする。また、10月18日(日)に予定している「第16回木にふれよう平林祭り」は開催の方向で準備を進める。