General incorporated association Hirabayashikai
2019年11月6日
全木連・全木協連主催の第54回全国木材産業振興大会“次世代へつなぐウッドファースト社会を目指して”が11月6日(木)午後1時より高知市文化プラザかるぽーと大ホールに全国各地から多数の業界人が集まって盛大に開催された。
第1部の大会議事は大会委員長小川康夫高知県木協会長の歓迎の言葉で始まり、大会会長(鈴木和雄全木連会長)挨拶、来賓諸氏の祝辞と続いた。現地報告では、高知県の木材青年会の代表がSCM(サプライチェーン・マネジメント)の取組事例(丸太の段階でヤング係数を測定して非住宅やJAS時代に対応)を映像で報告した。
続いて大会宣言決議案並びに行動宣言決議案を夫々全会一致で承認して採択して第一部が終了、記念講演に移った。
【宣言決議】
1・都市部などでの木材利用の大幅な拡大のため、法律・制度の見直し等抜本的対策の実現に取り組む。
2・森林資源の循環利用を実現するため、森林環境譲与税等も活用し、山元に利益を還元できる体制の構築に森林・林業団体と一体になって取り組む。
3・木材産業振興のための予算の確保、税制措置の継続に取り組む。
4・新たな木材利用を創出するための技術開発・普及等に取り組む。
5・合法伐採木材,JAS製品等、品質・性能の確かな木材供給や人材の育成確保に取り組む。
第2部の記念講演〔講師:渡部淳高知城歴史博物館館長、演題:土佐と材木―土佐藩の財政と林業―〕のあと4時15分から表彰式が行われた。全木連近畿支部関係は次の諸氏。なお、記念講演の内容は木材人(特に大阪)にとっては知っておくべき興味深い内容につき、本紙新年号で詳報する。
≪退任団体長の部≫
全木協連会長感謝状=中村暢秀(大阪府木協)
≪木材産業功労の部⦆
林野庁長官感謝状=伊東宏一(京都府木連)
全木連会長感謝状=中田克己(京都府木連)久我洋一(大阪府木連)兼田定廣・松峯克爾・石岡敏雄・森下能成(大仲協)中村義弘・松田博文(兵庫県木連)福嶋義久(神戸木協)森谷功(新宮木協)宮田勝弘(海南木協)
次回大会は令和2年11月12日(木)鹿児島で開催する。