General incorporated association Hirabayashikai
2017年3月7日
平林会(理事長・村上高兒氏)・平林会木協(理事長・小林健次郎氏)・木青会(会長・渡部功氏)共催の「救急救命講習会」が3月7日(火)午後2時から3時まで平林南の大阪港木材倉庫2階会議室で開かれた。3団体から参加した50名弱の会員が実技を交えた実践的な講習を熱心に受講した。木青会の渡部会長が進行、平林会の村上理事長の開講挨拶に続いて講師の前重壽郎・奈緒(松前材木店)夫妻による講習がスタートした。
開会の挨拶は木青会渡部会長
13年前、高校生だった長男の響君を心臓突然死で亡くした夫妻は悲しみの中「同じような不幸な出来事で後悔してほしくない。守れる命がある」と、夫婦揃ってライフサポート協会に入って活動を開始した。突然死は交通事故死(年4千人)より断トツで多い年間7万人(一日200人)、「いつでも・どこでも・だれにでも」が特徴で心室細動という不整脈が原因。心臓突然死は、そばにいる人が一歩踏み出せば助かる可能性のある命。
前重奈緒さんと壽郎夫妻が講師
講習は主に奈緒さんが進め、模型を使いながら胸骨圧迫の訓練とAEDの操作方法を学んだ。同夫妻の取り組むプッシュプロジジェクトとは「胸をプッシュ・AEDのボタンをプッシュ・あなた自身をプッシュ」の3プッシュ。「まずは勇気をもって倒れた人に声を掛けてください。善きサマリア人の教えもあります。例えうまくいかなくても心配しないでください」と場内に訴えた。
参加者は熱心にプッシュしています