General incorporated association Hirabayashikai
2016年5月8日
東北の大震災で未曾有の大惨事に見舞われた宮城県気仙沼で牡蠣漁師を営む畠山重篤氏が主宰する『森は海の恋人植樹祭(今年で28回目)』に参加して感激した津田潮氏(平林会副理事長・大阪府木連会長代行副会長・津田産業社長)が「大阪でもやりたい。そうだ、大阪の淀川水系にウナギを呼び戻し、美味しいウナギを食べようではないか。そのためにも淀川水系の上流に植樹しよう」と発起、各方面の協力を得て3年前の5月に第1回「ウナギの森植樹祭=大阪版・森は海の恋人=」をスタートさせた。
第4回目の今年は5月8日(日)に開催。絶好の植林日和に恵まれ、昨年より業種の垣根を超えた応援団(ワイズメンクラブ・トヨタアクア等)が大挙して参加、総勢350人(昨年150人・一昨年60人)を超えるビッグイベントに成長した。昨年に続いて遠く東北の地から本家本元の畠山氏が友情参加して植樹祭を盛り上げた。
350名が集まった高槻・神峯山寺
朝10時30分から始まった開会式は津田潮氏が司会を担当、大阪府木連中村暢秀会長が各方面の協力に謝意を表し「いつの日か、今日みんなで一緒に植えた木が大きくなり落ち葉が腐葉土となってその上に降った雨が地下水となり川から海へと流れ込みます。壮大な計画です」と植樹の意義とロマンを語り、続いて畠山氏が「6月5日に天皇皇后両陛下がご臨席される全国植樹祭が長野県で開かれるが今年は大漁旗を貸し出した。海のない長野県だが今年は海の生き物にスポットを当てた植樹祭となる。信濃川が日本海に流れ天竜川が太平洋に流れる分水嶺の長野県、川の流域を守れば日本は大丈夫。やっと国も気付いてくれた」とスピーチ、植林地を提供した神峯山寺近藤住職の長い説教のあと大阪府森林組合による植樹指導に移った。
平林会から大勢参加しました
どんぐりの木に交って今年も早生広葉樹「センダン」も植樹された。植樹終了後、畠山氏が大勢の子どもたちを集めて、森と川と海との熱愛関係について楽しい授業を行った。
畠山さんの楽しい野外授業