General incorporated association Hirabayashikai
2016年3月30日
大阪教育大学の永富教授が考案した加工機を使って大阪市製材業協組PR委員会・新北島中学校とともに製作中の「木のたまごプール」がさきごろ完成、3月30日(水)午前10時より贈呈先の住之江区役所において寄贈式が催された。プレゼントしたのは「木のたまご」約4700個と固定木枠と移動用枠。 製作原資は昨年8月にPR委員会が大阪南港のATCで開催した「木のおもちゃカーニバル」の剰余金と寄付金。原料は住之江区内の公園等に生えているセンダン等や平林の材木屋が無償提供した国産のスギ、ヒノキに外材のスプルースなどの端材。最終工程の「磨き作業」は新北島中学校の生徒たちが担当した。
協力した新北島中学の生徒さん
贈呈式の冒頭、永富教授は「木は暮らしを支え社会や環境にも重要な役割を担っている。木を使いながら学ぶ『木育』が10年前からスタート、大きな広がりを見せている。木のたまごプールは小さな子どもたちがまず実際に木に触れて楽しんでもらう絶好の場です。住之江区役所をキーステーションにして全国に広げたい」と挨拶。続いて高橋区長が謝意とともに「木の良さを3点あげます」と前置きして「①作るときにCO2を排出する鉄などと違いCO2を吸収する②木の部屋にいると免疫力が増し健康になる③心、情緒が安定する。このプールで木の良さを感じとってほしい」と述べてテープカットに移り、子どもたちが一斉にプールに飛び込んだ。
テープカット
贈呈式には高橋区長・区職員はじめ永富教授・原口新北島中学校校長と生徒達・中村大阪府木連会長・村上平林会理事長・尾﨑市製材協理事長並びにPR委員が出席した。「木のたまごプール」は区役所1階「きずなステーション」に設置している。
子どもたちも大喜び
PR委員会の有馬委員長・湯川副委員長は「日本中に『木のたまごプール』の設置が広がることを願っております。特に保育園・幼稚園、小学校・中学校や高齢者向けの施設などには『木のたまごプール』はあって当たり前の施設となるように切望しております」と話している。