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2015年10月18日

使いながらの備蓄材活用 災害対策応急仮設ハウス

第11回木にふれよう「平林祭り」で本邦初公開

 

 10月18日に開催した「平林祭り」で本邦初の「応急仮設ハウスの組立実演」が実施された。地域防災の救世主、普段はフェンス等に使いながら有事には見事に仮設ハウスに変身する備蓄も兼ねた一石二鳥のアイデアをひと目見ようと、マスコミを含む大勢の関係者が参集、組立作業を見守った。 祭り会場の平林テニスコート跡地(平林ウッディパーク)に災害対策用の応急仮設ハウスのモデル棟とウッドフェンス・ウッドデッキを建設・展示するのは平林会と大阪市との約束事。今回、国の補助金を活用する大阪府木連の意向と一致、実現した。モデル棟は2棟、2×4+CLT仕様(国産材)のモデルと組立実演が行われた1棟、いずれも3坪未満。 平林会

CLT棟 周囲の壁は備蓄されたスギ

 

「ウッド・トランスフォーム・プロジェクト」と名付けられた1棟は、大阪木材青年経営者協議会(山本孝輔会長)が中心となって推進。平時には木材フェンス等に使用し災害時には簡易な小屋に変身、本格的な仮設住宅が完成するまでの一時使用が可能となり、授乳室・おむつ替え・救護室等に使用。有事には交通網も遮断し物資の運搬も困難になる。だから避難指定場所に前もって備蓄しておく、それもフェンス等に使用しながら。さらに、使用する木材は国産のスギ・ヒノキ。冷たい鉄やアルミ、プラスティック類と違い調湿効果もありストレスの軽減まで期待できる。 大青協のメンバー6人で組み立て、約23分で完成した。素人のボランティアでも約1時間で可能だという。事前にパネル毎に番号が付けられ、工具類も簡易。当日の模様は夕方のカンテレニュースでも放映された。実物は平林テニスコート跡地に展示中。 平林会 平林会

約1時間で組立完了