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大阪市住之江区平林北2-2-16 平林木材会館201号

2015年9月26日

釜石の奇跡・片田敏孝教授を招いて

住之江区民ホールで防災セミナー開催

 

 大阪府木連(会長・中村暢秀氏)・大阪住之江区役所(区長・高橋英樹氏)共催の防災講演会「命をまもる」が9月26日(土)午後1時30分から「すみのえ舞昆ホール(住之江区民ホール)」で開催された。大阪の沿岸部は歴史的に見ても幾度となく大津波や台風・高潮に遭遇している。今回の講演会はその沿岸部の一番危険なベイエリア住之江での開催、危機感を抱く地域住民ら多数出席した。 平林会

満員の住之江区民ホール

 

冒頭、津田潮府木連会長代行副会長(津田産業社長)が阪神大震災や東日本大震災の経験を踏まえて「日本人はややもすれば過度の楽観に陥る傾向がある。本日の二人の講師にまさかの時に備えてネジを巻いていただきたい」と挨拶、南則行住之江副区長が「府木連の呼びかけに応じました」としたあと現在住之江区が取り組んでいる防災の実情を説明、講演会が始まった。 「釜石の奇跡」と称される群馬大学の片田敏孝教授はまず先日発生した19河川が決壊した鬼怒川大洪水について3つの課題「①市町村単位での防災の限界②情報の共有、連携体制の欠如③住民の危機意識の欠如」を指摘し、本題に入った。 東日本大震災の時に16mの津波が襲来して1千人以上の死者・行方不明者を出した釜石では子ども達は死ななかった。14の小中学校約3000人が助かった。釜石には34基の記念碑があり太古の昔から津波に襲われている、が防災意識は希薄だった。「逃げろ!」といっても逃げない。まるでオオカミ少年の如くに。片田教授は幾度となく釜石を訪れ防災教育の必要性を説いたが地域住民は振り向かなかった。「あなたたちはそれでいい、しかし子供たちの命を奪うのは大人の怠慢です。共通の敵に向かい合いましょう」とやっとのことで大人たちを口説き落とした。防災教育は10年さらに10年続けると地域の文化になるという。「コミュニティや家庭で取組み、文化にしてほしい」と述べ「いつの日か住之江にも津波はやってきます」と警鐘を鳴らして講演を結んだ。 少憩後、地域の防災活動を3地域(住之江・加賀屋・平林)代表のパネラー3氏が発表、耐震補強の第一人者京都大学の川瀬博防災研教授が「命を守る耐震補強」と題して木材(間伐材)を使った安価で手軽な耐震補強「壁柱」を中心に講演した。