平林会NEWS ■ ■ ■ ■ ■ ■
ウナギの森植樹祭に150人超 高槻・神峯山寺(かぶさんじ)
=2015年5月10日=
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宮城県気仙沼の牡蠣漁師・畠山重篤氏が主宰する『森は海の恋人植樹祭(今年で27回目)』に参加して感激した(一社)平林会副理事長津田潮氏(大阪府木連会長代行副会長・津田産業社長)が「大阪でもやりたい。そうだ、大阪の淀川水系にウナギを呼び戻し、美味しいウナギを食べようではないか。そのためにも淀川の上流に植樹しよう」と提案、各方面の協力を得て一昨年5月に第1回「ウナギの森植樹祭=大阪版・森は海の恋人=」をスタートさせた。
3回目の今年は、絶好の植林日和に恵まれた5月10日(日)午前、昨年同様高槻市の神峯山寺(かぶさんじ)で開催された。当日は、遠く東北の地から本家本元の畠山氏が友情参加、大阪府木連を中心に一般紙の案内を見て参加した人や森林組合・漁業組合、近中局・大阪府等の行政などから150人超(昨年は約60人)の植林愛好家が参集、6種類の落葉広葉樹に早生樹「センダン」に加えて参加者が持参した広葉樹を植林した。
朝10時30分過ぎ、主催者の大阪府木連津田潮会長代行が各位の参加に謝意を表したあと「全国最下位の大阪の森林面積を2倍にしましょう。そして美味しいウナギをみんなで食べましょう」と挨拶、続いて前日の9日、日比谷公会堂において秋篠宮殿下(名誉総裁)臨席のもとで第25回「みどりの文化賞」を受賞した畠山重篤氏が「大阪高槻の山に大漁旗がなびいている、感動しました。日本を流れる3万5千の川の流域をしっかりさせることが国の未来にとって大切なことです」と述べ、植林地を提供した神峯山寺近藤住職の高話のあと大阪府森林組合による植樹指導に移った。
当日、日本木材加工技術協会関西支部早生植林材研究会の横尾国治世話人代表らが早生樹「センダン」の試験植林(5本)を高槻の山で実施した。今年は「センダン」植林の元年、すでに住之江区平林、京都府立大大野演習林、宍粟市FS羽賀、箕面国有林等々でセンダン植林が実施され、今年中に約700本の植樹が見込まれている。
植林前の記念撮影
津田潮氏と畠山氏
植林風景
横尾氏らがセンダンを植林