(一社)平林会主催の国産早生樹「センダン」の植樹イベントが4月25日(土)、兵庫県宍粟市の「フォレストステーション波賀」で開催された。
昨年4月と5月に(公社)日本木材加工技術協会関西支部早生植林材研究会と(一社)平林会が、熊本県が開発した新しい育成方法(芽かき)を駆使した早生広葉樹「センダン」の植樹を夫々10本ずつ(大阪住之江区平林と京都府立大大野演習林)実施した。あれから1年余、「センダン」は木材・林業関連の研究者・企業はもちろん、林野庁や各都道府県からも熱い視線を浴び、本年度は各地で約700本の試験植樹が予定されるまでになった。
今回の植樹本数は200本。近畿中国森林管理局、兵庫県の後援のもと、協賛団体の兵庫県木連や大阪府木連・平林会等からの呼びかけで当日参集した植林愛好家は50名超。午後1時、代表世話人の横尾国治氏(ユニウッドコーポ社長)の挨拶に続いて地元の上野水谷共同林野委員会の指導によって植樹がスタートした。一人で10本以上植樹したつわものまで出現する過熱気味の1時間、将来の夢を託しながら一本ずつ心を込めて手植えした。国産自給率が限りなくゼロに近い国産の広葉樹、早生樹「センダン」が果して日本の木材産業の救世主になるか、近未来が楽しみだ。「まかぬ種は生えぬ」。
参加した主な方々は次のみなさん。
合田和弘・阿久津聡(近中局)中島孝雄(中部局)中川幸二(兵庫県)勝又章(大阪府)松田博文・田中明(兵庫県木連)中村暢秀(府木連)村田功二・裕子・雄二(京都大学)宮藤久士・粕谷信彦・藤田夏子(京都府大)山田範彦(兵庫森研)上野靖之夫妻(尼崎信金)松原英夫(産経新聞)服部和生(日本ノボパン)藤本八郎(永大産業)山田米造・矢野廣・松平英樹・長嶺建治・中川真二(津田産業)横尾国治・小林健次郎夫妻・竹本三千雄・横尾千佳子・有馬啓子・湯川昌子・横尾幸政・児玉鈴鹿・島崎公一(平林会)
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