3月末、(一社)平林会(理事長・村上高兒氏)が大阪市のプロポーザル方式による一般競争入札(3年間の賃貸)で旧テニスコート跡地(約1万1千平米)を落札した。大阪市が承認したプロポーザルの第一弾「早生樹の試験植林」が早々にスタートした。
熊本県菊池地域振興局林務課の横尾謙一郎氏が新幹線に乗って事前に持参したセンダンの苗木20本の内10本を4月19日(土)午後、道路沿いの巾5b・全長70bに植林した。平林会が落札した用地の契約は7月1日からだが、植林の時期は育成上3月〜5月に限定される。従って、今年は使用可能な北側半分をのみでの植林となった。
当日は、京都大学の村田功二先生と院生の内海真弓さん、平林会からは村上理事長、横尾国治植林委員長、有馬啓子PR委員長、植林愛好家の小更光平氏ら有志が参加、遠く離れた熊本県の横尾氏とケータイ電話でやり取りしながら植林した。
残りの10本は5月2日(金)午後、京都府南丹市の京都府立大学大野演習林で植林、平林会の横尾・島崎、京大の村田・内海両先生に加えて京都府大の古田祐三准教授ら多数の若手研究者が参加、川沿いに2本、斜面に8本植えつけた。
なお、植林したセンダンの「芽かき」作業は月1回〜2回、大学の研究者が現地に出向いて行い、成長度合いを測定する。
※広葉樹の試験植林は、事業提案者の平林会と日本木材加工技術協会関西支部早生植林研究会が中心となって推進し、京都大学・九州大学・京都府立大学・大阪府木連が協力、熊本県林業指導所が技術指導する。
植林に参加した左から京大の村田・内海両先生、村上理事長、小更さん、横尾さん、有馬さん
村田先生の指導で植林中
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