昨夏、大阪住之江区の新北島中学校(校長・原口貴美子氏)1年生が4日間、30班(1班=6名前後、1日=7,8社訪問)に分かれて、隣接する「木のまち・平林」の木材会社延べ30社を訪問した。これは文部科学省が推進する「言語活動」の一環として実施されたもので、(一社)平林会(理事長・村上高兒氏)が中心となって地域の材木屋が全面的に協力した。
その後、生徒たちの企業訪問レポートを総括、教職員有志が「次は自分たちが見学したい」となったという。大阪市教育センターの依頼を受け、再び(一社)平林会が協力、3月27日(木)午前、関木春季記念市のセリ見学からスタートした。
参加したのは西ブロック(西・港・大正・西成・住吉・住之江)所在の中学校及び特別支援学校の技術・家庭科担当教員12名、小学校の教師も特別参加した。
制約があって車の使用は不可、全行程徒歩での移動となった。ニュートラム南港口駅から関西木材市場でセリを見学後、平林大橋を渡って協同ウッドまで徒歩30分、そこから大信製材→WOODヨシカワ→松前木材店のルート。万歩計で1万歩に達した。
先生方は見学先企業で木材の話を聞き、製材・加工の実際を見学。道すがら、説明者が木材と環境の話題を提供した。子ども達への出前授業も大切だがその指導者に対する啓蒙活動も必要だと痛感した。
[上から]関西木材市場・協同ウッド・大信製材・
WOODヨシカワ・松前木材店
|