平林会NEWS ■ ■ ■ ■ ■ ■製材組合が平林小学校で出前授業=2014年3月6日= 
あかね材認証機構(三重県木連内)主催、大阪市製材業協組PR委員会(有馬啓子委員長)共催の「あかね材・環境学習」が3月6日(木)午後1時45分から住之江区の平林小学校多目的教室で開かれた。対象は4年生39名。

あかね材認証機構はかねてよりあかね材の普及促進に取り組んでおり、三重県以外の他府県での啓蒙活動に乗り出していた。昨年夏、大阪府木連を通じて木材PRに熱心な市製材(協)PR委員会に「あかね材を大阪平林の小学校の教室に使えないだろうか」と打診があり、有馬委員長が中心となって近隣の小学校や教育委員会に働きかけ、昨秋、平林小学校多目的教室への使用許可がおり、昨年末に完成した。
当初、教室のリフォームは腰壁のみだったが、大阪みどりのトラスト協会が新たな支援先となって床にまで拡大、従来のカーペット仕様がスギのフローリングに変身、素晴らしい教室に生まれ変わった。
あかね材提供(材工込)の条件が「あかね材・環境学習」の開講。3月6日の出前授業当日には三重県からあかね材推進部長の久保敦子さんらが講師として来阪、連絡協議会のメンバーでもある和歌山県、トラスト協会からも見学者が訪れた。

お土産の「あかねチャン学習セット」を配布したあと久保講師が中心となってエコブランド「あかね材」のDVDから授業はスタート。児童たちは地球環境と木材の関係を学び、クイズ形式(約15問)の授業は大いに盛り上った。授業終了時にはお土産で配った「米ぬか」の袋で児童全員が床の拭き掃除を行った。イメージキャラクター「あかねチャン(扮するは湯川昌子PR副委員長)」が教室内に明るいムードを演出し、子どもたちの人気を博した。

【あかね材】スギノアカネトラカミキリなどスギ・ヒノキのせん孔性害虫(樹木の樹皮下にもぐり、内樹皮や木部を加害する害虫)による食害材のうち、品質・規格が確かなことを「あかね材認証機構」よって認証された木材製品。三重県内には63の認証製材工場がある。もったいない話だが、以前は商品価値がないとして林地残材のまま放置されていたという。



出前授業の一コマ


「ゆるきゃら・あかねチャン」扮するは湯川昌子さん


授業終了後はみんなでお掃除です。