平林会NEWS ■ ■ ■ ■ ■ ■森は海の恋人in大阪 当会津田副理事長の発案 高槻の森=2013年5月19日= 
森と川と海をつなぐ命の森づくり運動『森は海の恋人in大阪』が5月19日(日)午前、高槻市立摂津峡青少年キャンプ場周辺で行なわれ、参集した約40人が落葉広葉樹を植林した。
主催は(一社)大阪府木連(会長・花尻忠夫氏)。同連合会の副会長津田潮氏(津田産業社長)は、東日本大震災の復興住宅(宮城県で2×4住宅を建設)を手がけた折、気仙沼の漁師・畠山重篤氏の存在を知り、懇意になった。牡蠣の養殖業を営む畠山氏は20数年前から「森は海の恋人運動」を主宰し、昨年、国連森林フォーラムから「フォレストヒーローズ」の一人に選ばれた人物。「森に木がなければ海が滅びる。生命が滅びる」という確固たる信念のもとで植林活動に取組む同氏の姿に感動した津田氏は「大阪でもやろう!」と一念発起、本日のイベントが実現した。加えて先般、NHKで放映された「淀川のウナギ」が同氏の琴線に触れ、大阪版のサブタイトルは「ウナギの森づくり」に決定した。
植林に参加した大阪商工会議所の中村新哉課長が「大阪には特産品が少ない。淀川水系の天然ウナギは大阪以外では人気はあるが地元大阪では不人気。偏見を取り除き大阪の特産にしたい」と話し、大阪ウナギを扱う北新地の料亭経営者も「アジ、イワシ,サバ,シラス等が水質の綺麗になった大阪湾で獲れるが、淡路島産とか和歌山産と産地偽装(?)して売られている。東京では高値で取引されているというのに・・・」と真相を語った。
植林された苗木は約40本、樹種はカエデ・ヤマザクラ・コブシ・クヌギ・ナツツバキの5種類。根が絡んで掘りづらい土と格闘しながら植林した参加者は、日付と氏名とコメントを書き込んだプレートを苗木に吊って記念とした。植林地の近くを流れるのは淀川水系の芥川。
NHKの取材(当日夕方のニュースで放映)を受けた津田副会長は「昨年6月、岩手県一関で催された【第24回森は海の恋人植樹祭】に参加して感動した。森と川と海は一つに繋がっている。今回が第1回目だが20年、30年と続けて大阪の緑化に貢献したい。そして森を育てて海を綺麗にしたい。畠山さんは牡蠣、大阪はウナギです」とコメントした。




津田副理事長