平林会NEWS ■ ■ ■ ■ ■ ■
ニュートラム平林駅舎の一部木質化
『木製モニュメント寄贈式』
=2013年1月22日=
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昨年末に完成したニュートラム南港ポートタウン線平林駅の『木製モニュメント寄贈式』が1月22日(火)午前、多数の関係者が集って平林駅のプラットホームで挙行された。
大阪市交通局に寄贈したのは大阪住之江区の平林会木材協同組合(理事長・栄川洋氏)。設計は竹山建築設計事務所、施工は越井木材工業梶B
乗降客を考慮して式典はスピーディに行なわれ、栄川理事長が中村和浩交通局運輸部長に「寄贈申し入れ書」を手渡し「当駅は木の街・平林の玄関口です。ほんの一部分ですが皆さんに少しでも木に接して頂きたい。この木を使った内装が今後もっともっと普及することを願っています=詳細は別掲=」と挨拶した。これを受けて中村運輸部長が栄川理事長に「寄贈受領書」と「感謝状」を手渡し「国も地方自治体も積極的に木を使おうとしている。当局も前向きに考えています。ありがとうございました」と謝意を表し、記念撮影に移った。
【理事長挨拶】
本日はこのような寄贈式を催して頂き、またご多忙の折、大勢の関係各位に参集頂き、心より御礼申し上げます。
私たち木材業者は、大阪市の土地区画整理事業に協力して昭和20年代後半から大正区小林町周辺からここ平林に移転してきました。すでに半世紀以上経過しました。当初の平林は材木屋だけの街、水面には丸太が溢れ、木材置場は満杯でした。が、栄枯盛衰は世の常、昭和50年代後半から平成にかけて木材業界も大きく変貌し、今では当時の面影はなくなってしまいました。しかし、平林は今もなお大阪の木場です。そして木材産業は住之江区の地場産業です。
木材は環境に優しい唯一再生が可能な資源として見直されています。国も法律を制定してまで木材需要の増大を促しています。木を使うことは山の荒廃を防ぎ、国を守ることつながります。
しかし、いくら「木の街・平林」と唱えて意味がありません。街行く人に木がふんだんに見える街にしなくてはなりません。今回の平林駅の一部木質化がそのきっかけとなり、地域活性化の一助になれば幸です。
本日はありがとうございました。
平林駅のプラットホームにて・奥の壁・天井を木質化[写真](左から)三宅大阪府木連専務・東府議・越井副理事長・竹山建築士・高橋住之江区長・栄川理事長・中村部長・村上副理事長・津田副理事長・小林専務
中村部長と栄川理事長
【国産の杉を使った壁です。木の色彩が映えます】
【入口も木製のゲートです】