■■■■■■■■■■■■■■■   平成25年度通常総会  ■■■■■■■■■■■■■■■

大阪住之江区の一般社団法人平林会(理事長・村上高兒氏、社員総数188名)の総会が6月3日(月)午後5時から南港のハイアット・リージェンシー大阪に146名(委任状73含む)が出席して開かれ、村上理事長を議長に指名して上程5議案を審議し、いずれも原案通り可決承認した。

当会は平成20年12月、埋立事業に参画するため従来の任意団体平林会を法人化することによって誕生。発足後即、地主2社(千島土地・岩田土地)が設立した平林土地区画整理鰍ノ資本出資している。
平林土地区画整理鰍ェ、一昨年10月から民間事業としてスタートした水面の埋立(4号水面東側)工事が今春、完了した。同時進行中の関西木材市場等が面する大阪市所有の6号水面の埋立完了も、視野に入ってきた。悲しいかな、埋立によって誕生した広大な土地への木材関連からの需要はない。手が上げるのは物流・倉庫関連の企業ばかり。
総会の冒頭、村上理事長が最近の流れを「新政権発足後、日本経済はどん底からの立ち直り傾向が見られる」と読み、平林の木材産業については「木造比率はアップしているが、昔ながらの材木屋が扱う木材ではなく木質建材が主流だ。平林は苦戦している」と分析した。永年、平林会木協が管理運営してきたテニスコート跡地の駐車場を、2月末に実施された大阪市の一般競争入札で当会が落札した。「貴重な土地です。得られた収入を街の再開発や木材産業復権に活用したい」と語った。
事業報告・計画案は小林健次郎専務が説明。平林の再開発は、研究機関である大阪市大との連携を維持しつつ、従来の大阪市三局(港湾・都市整備・計画調整)から軸足を地元の住之江区にシフトしながら進める。第9回「平林祭り」は、10月20日(日)に開催(会場未定)。今期は特に、街の美化推進・不法違法駐車・不法占拠等の撲滅に力を入れる。

5号議案の役員改選では34名の理事と3名の監事が承認され、理事互選により村上理事長の三選が決まった。

◆ 理事長=村上高兒(村上木材)

◆ 副理事長=栄川洋(栄川木材)、越井健(越井木材工業)、荒尾哲(新紀木材産業)
         久我四郎(関西木材市場)、津田潮(津田産業)、纓坂修平(オサカ)【新】

◆ 専務理事=小林健次郎(ヤマチョー)

◆ 常務理事=末永皎、横尾国治、西川浅太郎、小野豊次、島津浩之、有馬啓子、梶原泰造、尾ア龍一

◆ 監事=真鍋宏行、湯川昌子、神島喜與一[理事は略]
 

村上理事長

小林専務

湯川監事

会場内

会場内

津田副理事長



木材の街