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平成22年度通常総会
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大阪住之江区の一般社団法人平林会(理事長・村上高兒氏、社員総数208名)の総会が6月16日(水)午後4時から南港のハイアット・リージェンシーに155名(委任状65含む)が出席して開かれ、村上理事長を議長に指名して上程4議案を審議しいずれも原案通り可決承認した。
いよいよ悲願の水面(4号堀)の一部(東)埋め立てが民間事業として10月からスタートする。大正区小林町から大阪市の土地区画整理事業に伴って平林に移転して60年弱、木材流通の大きな変化によって遊休化した5ヶ所(1号〜5号)の私有水面が動き出した。関西木材市場が面する大阪市所有の6号ポンドも公共事業として相前後して埋め立てが始まる。
平林会は一昨年、埋め立て事業に参画するため任意団体平林会を法人化し、地主2社(千島土地・岩田土地)が設立した平林土地区画整理鰍ノ資本出資した。(社)平林会は地場産業である木材業を中心とした地域の声を反映する窓口に加え、地域の将来を見据えたまちの再開発を主導する使命を帯びた法人である。総会の冒頭、村上理事長が出席社員に「一致団結してまちの再開発を成し遂げよう」と呼びかけたように、最早机上の空論ではなくなった。
事業報告・計画は小林健次郎専務が説明。埋立に関するの諸問題は地主・大阪市・平林会で構成する「3者研究会」で逐一議論し合意の上で遂行する。また過去3年間、再開発問題を研究してきた大阪市大と平林会で結成した「平林創生研究会」を継続事業とし「今期からは地主も交えて更にヴァージョンアップして研究したい」と述べ、理解と協力を求めた。
総会終了後午後5時から記念講演が開かれ、元大阪市大赤ア弘平教授を座長とする「平林創生研究会」の3年間の研究成果が配布された小冊子「平林・みんなで描く将来像」をベースに発表された。
村上理事長
総会会場
小林専務理事が報告
湯川監事が監査報告
津田副理事長が閉会の辞
創生研究会のメンバーの講演会
第22年度 平林会通常総会並びに一般社団法人平林会通常総会議事録
一、 日 時 平成22年6月16日(水)午後4時〜5時
二、 会 場 ハイアット・リージェンシー・オーサカ
三、 出席者 90名 委任状出席65名 合計155名(会員総数205名)
四、 議 事
(社)平林会の定款第21条の定め(議長は理事長があたる)に基づき、村上理事長が議長となり議案審議に入る。議案審議に先立ち議長が議事録署名人について諮り、次の諸氏を指名した。
1. 村上木材株式会社 社長 村上高兒氏
2. 株式会社 栄川木材 会長 栄川 洋氏
3. ヤマチョー株式会社 社長 小林健次郎氏
五、 議案審議
第1号議案 平成21年度平林会の事業報告承認の件並びに
第3号議案 平成22年度事業計画承認の件
以上の報告について議長より諮ったところ、全員異議無く可決承認された。
第2号議案 一般社団法人平林会並びに平林会 平成21年度収支報告及び監査報告承認の件
収入、支出決算内容について事務局が報告、引き続き湯川監事より監査報告を行った。
議長から本決算内容について諮ったところ、以下の質問がなされた。
◆ 質疑・・・従前の平林会をいつまで残しておくのか考えを聞きたい。
◆ 応答・・・法人化してまだ1年ですがほとんどの活動は(社)平林会で遂行しており平林会は資産を保有したまま存続しているのが現状です。しかし、一部従前の平林会名義で契約している賃貸(対大阪市)もあり、契約期限がまだきておりません。加えて、資金「ゼロ」でスタートした(社)平林会の財務状況を少しでも豊かにするためにも平林会の資金で補填する必要があります。そうすることによって(社)平林会の財務状況を好転することができると考えています。執行部としても数年の経過を見て並立解消の時期を決断したいと考えております。ご理解下さい。
議長から再度本決算内容について諮ったところ、全員異議無く承認可決された。
第4号議案 一般社団法人平林会並びに平林会 平成22年度予算案承認の件
議長から本予算案について諮ったところ、全員異議なく承認可決された。
議長から予算内容について諮ったところ、以下の質問がなされた。
◆質疑・・・研究開発費が21年度決算額の174万1770円から22年度予算案は200万円に増額されている。その意図するところを説明願いたい。
◆応答・・・研究開発費の大半は大阪市大の協力によって活動する「平林創生研究会」の費用に充当している。4号水面東の埋め立てがいよいよ10月ごろからスタートする。これからが本番、再開発研究の佳境に入る。従ってその分の予算増額をお願いしました。宜しくご理解下さい。
六.閉会の辞 津田副理事長 (閉会 午後5時)
木材の街