■■■■■■■■■■■■■■■   平成27年度通常総会  ■■■■■■■■■■■■■■■

大阪住之江区の一般社団法人平林会(理事長・村上高兒氏、社員総数189名)の総会が6月9日(火)午後4時30分から南港のハイアット・リージェンシー大阪に149名(委任状76含む)が出席して開かれ、村上理事長を議長に指名して上程5議案を審議し、いずれも原案通り可決承認した。

総会の冒頭、村上理事長が最近の木材業界の流れを「木造住宅が持ち直してきているが、昔ながらの材木屋が扱う木材ではなく木質建材が中心、木質建材住宅と呼んでも過言はない。加えてプレカットが主流になり木材流通が主体の平林は必ずしも順調ではない」と分析。さらに昨年3月に大阪市の一般競争入札で落札(3年間の賃貸借)した「テニスコート跡地1万1千u」の利用について「プロポーザルに沿いつつこの種地をフル活用して全社員一丸となって平林地域と木材業界の発展に向けて取り組んでほしい」と挨拶、議事審議に移った。

事業報告・計画案は小林健次郎専務が説明。水面埋立と連動する平林の再開発問題は、研究機関である大阪市大との連携を保ちながら再開なった「平林まちづくり三者研究会(大阪市三局[港湾・都市整備・計画調整]と住之江区)及び地主」で議論を重ねる。大阪市に提案して承認された「プロポーザル」は今年が2年目、着実に実行に移す。また、第11回「平林祭り」は10月18日(日)に開催する。
5号議案の役員改選では34名の理事と3名の監事が承認され、理事互選により村上理事長の四選が決まり新専務理事に島津浩之氏が就任した。

◆ 理事長=村上高兒(村上木材)
◆ 副理事長=久我四郎(関西木材市場)・小林健次郎(ヤマチョー)・津田潮(津田産業)・纓坂修平(オサカ)・尾ア龍一(協和木材産業)
◆ 専務理事=島津浩之(中田木材工業)
◆ 常務理事=荒尾哲・末永皎・横尾国治・西川浅太郎・小野豊次・有馬啓子・梶原泰造・山下光明・佐々木淳次
◆ 監事=藤原政三・真鍋宏行・湯川昌子[理事は略]


挨拶する村上理事長

総会の壇上

小林専務が説明

湯川監事が監査報告

津田副理事長が閉会

席を移して開かれた懇親会には多数の来賓が出席した。まず徳平隆之港湾局長が10年に一度見直される港湾計画に言及して「平林の皆さんから意見を伺いたい」と述べ、高野市議に続く高橋英樹住之江区長が「国が定めた公共建築物等の木質化への指針が未だ大阪市から出ていない、由々しき問題だ。住之江区が中心となって市に働きかけたい」と誓って杯を上げ、歓談に移った。


港湾局が祝辞

顧問の高野市議


高橋区長が乾杯



木材の街